2022年北海道旅行その9:小樽芸術村・前編〜ステンドグラス美術館・旧三井銀行小樽支店〜

北海道の旅その9です。  

 

今回の旅は、

  1. 知床五湖
  2. 小樽の似鳥美術館(小樽芸術村)

を目指す旅です。

 

4日目は2つ目の目的地、小樽芸術村を目指します。

 

北海道の旅一覧

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その2:女満別空港でランチ〜知床へ

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その4:知床くまうしの豚丼ミックス

その5:知床五湖・前編〜地上遊歩道を散策〜

その6:知床五湖・後編〜高架木道・施設〜

その7:道の駅ウトロシリエトクの鮭の親子丼

その8:イーグルライナーで知床〜札幌まで移動

その9:小樽芸術村・前編 (この記事)

その10:小樽でランチ〜おたる巽鮨の小樽セット〜

その11:小樽芸術村・後編

その12:北海道で食べたおいしいもの

 

 

小樽駅から

朝いちばんに札幌を出発して、JRで小樽駅を目指します。

 

小樽駅の構内。建物も素敵です。

駅のコインロッカーに荷物を預けて、いざ似鳥美術館(小樽芸術村)を目指します。

 

駅から美術館までは、歩いて10分ちょっとです。小樽の街並みをてくてく。    

 

 

札幌よりもなんだかゆったりとしています。

小樽に来るのははじめてだったのですが、すでに気持ちが良いです。  

札幌じゃなくて小樽に泊まれば良かったなあ。

 

 

おっ、看板が見えてきましたよ。  

 

小樽芸術村

 

小樽芸術村」は、北海道生まれのニトリグループさんが2016年に開設されました。

20世紀初頭に建造された建物を使い、日本や世界の優れた美術品・工芸品を展示公開されています。  

 

 

  • ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫・旧新田商会)
  • 旧三井銀行小樽支店(重要文化財)
  • 似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)
  • 西洋美術館(旧浪華倉庫)

 

 数年前に、「なんでも鑑定団」でニトリの社長さんが番組で出品されたステンドグラスを購入されて「今度できる美術館に飾ります」とお話しされていたのを見て以来、ずっと行ってみたいと思っていました。

昨年にまた同番組の特番で似鳥美術館が登場して、それを見てこれはもうぜひ行かねばと今回の北海道旅行の日程に組み込みました。  

 

美術館は、それぞれ単独で入場もできますし、お得な4館共通入場券もあります。

共通券だと、1日で回りきれない人はチケットがあれば別の日に回ることもできます。

小樽滞在中に、たとえば1日目と2日目に分けて巡ることもできます。  

(※再入場は、入館した館の当日限り可)

 

ステンドグラス美術館

 

 

まずはステンドグラス美術館から。

所要時間めやすは30分です。

 

こちらは旧高橋倉庫(1枚目の写真)と旧荒田商会(2枚目の写真)という2つの建物からできています。

入口受付は旧荒田商会、メインの展示室は旧高橋倉庫の建物になっています。

 

古い洋風建築が好きな人にとっても、楽しい空間です。  

 

こちらのステンドグラス美術館には、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで制作されたステンドグラスが展示されています。

実際に教会の窓を彩っていたステンドグラスなのだそうです。  

 

少しだけ、なかを紹介。

 

 

ステンドグラスが壁一面にたくさん展示されています。

ひとつひとつ丁寧に解説もされているので、宗教に詳しくない人でも「ふむふむ」と鑑賞できます。

眺めているだけでも飽きない感じ。    

 

 

天井はこんな感じ。(建築も素人ながら好きなのです)

こういうの見るのも楽しい。  

 

 

階段の手すりにもステンドグラスが飾られていました。

さりげなく素敵ですね。

 

ひとつひとつ丁寧に見ていくと、思いのほか時間がかかりました。

「なんでも鑑定団」で登場したステンドグラスは、こちらの美術館ではなく「西洋美術館」に飾られているようです。

 

なんだかひとつめですでにお腹いっぱい。 次行ってみよー  

 

旧三井銀行小樽支店

 

こちらは旧三井銀行小樽支店。 小樽は、昔は銀行街だったのですね。

こちらの建物、重要文化財に指定されているそうです。  

こちらの所要時間目安は30分です。

 

 

わたしが行った時は、斎藤清さんの版画展が開催されていました。

建物の奥に、入れ替えの展示スペースがあるそうです。 こちらは別料金でした。  

 

 

 旧三井銀行は、建物自体が展示みたいな感じでした。

照明も控えめで、クラシカルな雰囲気はそこにいるだけで貴重な体験です。  

 

 

建築当初のお写真が残っていました。 昔の銀行はこんな感じだったのですねー

ちなみに、当時の姿がそのまま残っているのではなく、何度も改装が行われてけっこうボロボロになったのを、ニトリさんがリノベーションされたそうです。

あえてクラシカルな雰囲気を演出されたのだろうと思います。 建物のレトロな感じととても合っています。  

 

 

 天井。ここで定期的にプロジェクションマッピングが開催されていました。

わたしが行ったときはたまたま始まる直前で見ることができましたー

(写真には収めず。プロジェクションマッピングは生で体験してこそと思います)

古いものと新しいものの融合、良いですね。  

 

ここが銀行だとわかるものもちゃんと残っています。 その際たるものが、金庫!  

 

 

金庫のなかも見学できます。

これはレアなので面白くてワクワクしちゃいました。  

 

地下にも金庫室があります。  

 

 

こちらは個人金庫。 昔はこんなふうになっていたのですねー。

金庫の奥には、もうひとつ緊急用の抜け口? のようなものもありました。

おもしろーい。    

 

 

2階にも上がることができます。 きっと当時は限られた人しか上がることが許されなかったのではないかと思います。

内装のインテリアは当時のものがそのまま残されていました。  

 

 

なんだか渋沢栄一が出てきそうですね(笑  

ほかにもここでしか見られないであろう当時の貴賓用のお部屋や当時の看板などが展示されていました。

建築好きさんた家具好きさん、アンティーク好きさんにも楽しい空間だと思います。

 

斎藤清 版画展

※こちらは2022年9月1日〜10月10日までの開催でした。

 

企画展の「斎藤清 版画展」も行ってきました。

こちらは写真NGだったので、入り口まで。  

 

斎藤清さんは福島県出身の版画家。

お恥ずかしながら今回はじめての鑑賞でしたが

素朴で温かみのある版画の数々に、見入ってしまいました。  

おみやげに絵はがきを一枚買って帰りました。  

 

 

結び

もう一生に一度の機会かもしれないと思い、いつも以上にじーっくりゆーっくり熱を込めて回ったので(10時開館で2館回って12時半ごろ。特別展含めてですが、所要時間目安の2倍近く)、2館目でもうへとへと。

ここでお昼ごはん休憩にしました。  

人によってはそんなに時間をかけずに半日くらいで全館回れると思います。

 

関連情報

小樽芸術村
〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目3-1 [似鳥美術館]TEL:0134-31-1033 / FAX:0134-31-1035
駐車場:無し
※似鳥美術館横「タイムズ式内第4駐車場」は4館共通券購入で2時間無料割引あり。
休館日・営業時間は季節により異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。

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ようこそ北海道小樽へ!イベント情報や散策モデルコース、便利な観光ガイドマップなど、旅行に役立つ情報をまとめて発信中!グル…

▽斎藤清さん繋がりで。

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AIZUの世界的版画家、斎藤清。会津やないづの斎藤清美術館は、1997年の開館以来、現代版画の一時代を築いた斎藤清作品の…

いつか機会があれば行ってみたいです。

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