HSPを知って4年が経ちました。〜現在の心境、今後の方針〜

(アイキャッチの画像は、三重県の瀧原宮です)

 

5年日記を2016年からつけています。

 

 

ちなみに、わたしが使っているのはPAGEM(ペイジェム)のローラアシュレイのカバーの5年日記。3年日記バージョンもあります。カバーは何種類かあります。

個人的に分量もちょうどよく使いやすかったので、次もこれです。

 

その5年日記の2016年11月の欄に、HSPを知った衝撃を綴っています。

毎年この時期になると、「そうかー、もうそんな時期かあ」と感慨に耽ります。

 

このブログを始めて3年目。HSPを知って5年目の11月です。

毎年、HSPにについて思うことをこの時期に書いてきましたので、今年も書いていきます。

 

▽ちなみに、これまでの記事

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だんだん、HSPなるものに触れる時間が減ってきた。

1年目、2年目、3年目と年を経るに従って、HSPの話題が減ってきました。

今年はコロナ禍なのもあるけれど、いつにもましてHSP関連のものに触れることも、ブログで記事を発信することも減りました。

 

4年前のわたしは、HSPを知ってものすごく救われました。

そして、「もっとたくさんの人に知ってもらえるといいなあ」という思いもあって、HSP関連のこともブログで発信するようになりました。

 

そのころは、自分もHSPのアイデンティティがとても必要だったんだと思う。

 

年月を経て、HSPについての認知度も向上してきました。

びっくりするくらいHSPブーム? という事態も起こっているところもあります。

以前よりもいろんな人がHSPについて発信するようになりました。

同時に、否定的な意見も以前よりよく目にするようになりました。

 

そして、HSPの良くも悪くもバブル的な現象に(発達障害ほどバブルではないと思うけど)、なんというか、距離を置きたくなる自分もいました。

今年のHSP関連の記事で何度か匂わせていましたが、来年からブログでの方針を変えようと思います。

 

2021年からのブログの方向転換

ブログ名

ブログ名を「HSP とりねこブログ」から「とりねこブログ」に変更します。

簡単に言うと、冠の「HSP」を外すことにしました。

 

いずれこういう問題はどこかで発生するんじゃないかとは思っていたんだ。

でも、やっぱりそう決めました。

 

ドメインにもhspが付いていますので、まあ、それはそのまま。かつての名残ということで。

 

もともと雑多な内容を扱うというブログの方向性は初期から変わっていません。

それでも、HSPというのを頭につけることで、「HSPの人が発信していますよ」とアピールしていましたが、もうそういうアピールは必要ないし、自分でも必要性を感じなくなりました。

 

「とりねこ」という名前にはもっと意味がないので、もう少し意味のあるブログ名にしたほうが良いのは重々承知の上で、現状維持します。

 

HSPコンテンツ

HSP関連のコンテンツは残します。気が向いたらHSPの記事も書きます。

完全撤退じゃなくて、今まで(割と)前面に出していたものを、奥のほうに引っ込める感じです。

お店の入っていちばん目立つところに陳列していたものを、奥のこじんまりとしたひっそりと佇むコーナーに移動させるイメージです。

 

気が向いたらそのときどきで、HSP関連の(主にコラム)記事も書くかと思います。

あくまで雑食です。

 

アーロン博士のオリジナルの記事を翻訳している公式ブログにも、面白い情報が載っているので、個人的にもう少し掘り下げて考えてみるのもたまには良いかなあと思っています。

でも、国内のHSP関連の情報は、今後はあまり触れないかなと思います。

 

現在の、自分のなかでのHSPについての考え方。

もうしつこく何度も書いていますが、わたしは、HSPを知れて良かったです。

それは、わたしにとって贈り物のような出来事でした。

 

「わたしがみんなと同じようにできないのは、わたしが悪いんじゃなくて、単に気質の問題なんだ」と思えたのは、当時職場でとても悩んでいたわたしにとっては、まさに青天の霹靂、コペルニクス的転回でした。

それは、いまも変わっていません。

基本的に、わたしはいまもHSPについては肯定的です。

 

仕事柄、いろんな人に会う機会があります。

HSPを知ってから、HSPというファクターを通して考えることも増えました。

 

発達特性だけでなく、HSPも加えると、以前ではうまく考えられなかったことも考えられるようになりました。

個人的には、HSPはASDやADHDの特性とは重なる部分もあるけれど、本質的には違うものだと思います。

もちろんなんでもスペクトラムだから、グレーゾーンで重なることはあります。でも、そこは厳密に区別する事柄ではないと思っています。

 

でも、これは個人的意見だけど、他人に対してはHSPという言葉やフィルターを極力使わないように気をつけています。特に、言葉に発することの威力は強いから、言外には出しません。

 

これには2つの考え方があって。

1つは、自分もHSPと自覚しているので、相手もHSPだと思うと、それだけで「わかっちゃう」気になって大変危険だから。自分と違うと思うと、もっと相手のことをわかろうと必死になりますが(わからないので)、自分と似ていると思うと、わからないのにわかったつもりになる。

これはですね、大変に危ういですよ。HSPでもみんな違うからね。

 

2つめは、1つめと繋がるところがあるのだけれど、人をそうやってカテゴライズすることは、その人そのものを見ることから遠ざかる可能性もあるから。こころの中でカッコをつけて考えるにとどめておきます。

 

HSPそのものが、診断されるものではありません。

しつこく言うけれど、それ自体は病気じゃないからです。

HSPは、曖昧な定義を抱えた概念として存在してくれている方が、個人的には嬉しい。

 

まあ、これはわたしの考え方なので。

その人なりの意見や考え方があって良いと思います。

名前を知ること、与えられることの功罪は、なにもHSPに限ったことではないですしね。

 

結び

いまでもやっぱり敏感なところはあって(敏感さってなくなるもんじゃないから)、ときどきそういう自分に「やりづらいなあ」と思ったり嫌気が差したりすることもあります。

でも、HSPを知ってから、自分の良いところにも目を向けられるようになりました。

 

ブログは、自分が考えたことをアウトプットできる場(ついでにおいしいものを記録する場(笑))として、自分にとっては大切な場所です。

HSPについての発信はさらに減るかと思いますが、今後も細く長く続けていけたら良いなと思います。

 

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