年末年始に観た映画の感想(邦画・洋画計4作品)

(アイキャッチ画像は、島根の出雲日御碕灯台)

 

毎年年末年始はTUTAYAで映画をレンタルしてきます。

普段は時間をゆっくり取ることがむずかしいし、なにせ1本観るのにもエネルギーを取るので、長期休暇の醍醐味です。

▽そんなにたくさんは観られないというお話

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今回は5本借りてきて、「全部観られるかな?」と心配だったのですが、無事に全部観られました。わたしにしては、がんばった。

というわけで、せっかくなのでざっと感想をまとめておきます。

今回は、以前映画館で観たことのある作品ばかり。個人的におすすめの作品です。

 

3月のライオン 前・後編


ちょうど原作のコミックスが15巻発売されてばかりで、そうだ、久しぶりに観ようということになりました。

(クリスマスあたりにBSで再放送されていたそうなのですが、我が家はBSが見られない)

 

▽15巻の感想はこちら

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  1年ぶりの、「3月のライオン」新刊です。 ぎゅーっとこの1冊にいろんなものが詰まっていて、何から触れていいか悩みます…

初見のときは、有村架純ちゃん演じる香子の印象が強すぎて、そっちに引っ張られました。

映画を観てから、香子の株がぐぐぐんと上がった。後に出てくるアンナ・カレーニナでも同様の現象が起きるのですが、こういうとき別媒体の力はすごいなと思います。

 

2回目で観ると、清原果耶ちゃん演じるひなちゃんも可愛い。めちゃくちゃ可愛い。

川本家はほんとうに美人3姉妹。

 

原作通りの台詞が、映画だとなんだかちょっとクサくなったりダダ滑りになったり(ステオさんのところで)しているのですが、それも含めて映画では実写ならではの描き方でカバーしているので、面白いなあと思いました。

初見では、零がステオさんに無茶苦茶言って川本家のみなさんに引かれたシーンに「おおっ」となったのですが、2回目に観ると、零があんだけ滅茶苦茶言ったおかげで、あかりもひなたも自分たちで考えて答えを出し、行動に移せたのかなと思いました。

 

映画ならではのフォローもあって、こちらはこちらでうまくまとまっています。

個人的に、原作も獅子王戦が締めにくるのかしらと、想像しています。

 

関ヶ原

有村架純さんかぶりなのは偶然です。

 

なんか年末にやっていた戦国武将ランキングの番組に触発されて、久しぶりに観ることになりました。

わたしは特に歴史が好きなわけでも時代劇が好きなわけでも石田三成のファンでもなく、単に岡田くんが出ているという理由だけで観たのですが(岡田くん関連の映画はそういうのが多い)

この映画を観て、石田三成への視点が変わりました。好感度アップ。

 

改めて観ると、この時代の歴史と人物相関図と背景をちゃんと頭に入れた上で観ないと、かなり難しい。

早口でまくし立てるようなやり取りの連続。戦いよりも駆け引きの描写がメインです。

逆にその辺が分かった上で観ると、かなり面白いと思う。これは、戦術ではなく戦略で描いています。

 

え? わたしですか。

たぶんこの映画の面白みの半分も満喫できていないと思います。でも、2回目でちょっとその辺が分かった。

岡田くんは、今年も映画ですね。土方か。どうなんだろう。

 

STAND BY ME ドラえもん

 

今年に続編が上映されるそうですね。

当時は、小学生の甥っ子と姪っ子と観に行きました。

 

改めて観ると、これもよくまとまっているなあと感動。

のび太がしずかちゃんのためにあえて身を引こうとしているところは、なんだかうるっと来てしまいました。

しかし、久しぶりに観るとけっこう忘れていてびっくりした。しずかちゃんが雪山で遭難しているところは覚えていたんだけれど。あと結婚前夜。

 

アンナ・カレーニナ

これはもう、大好きな作品で、いつかまた観ようと思っていました。

キーラ・ナイトレイが美しい。

 

以前「プライドと偏見」という映画でも、主役のリジー役をキーラが演じていたのですが、こちらも素敵でした。

 

「アンナ・カレーニナ」に戻りまして。

舞台仕掛けのセットも、趣向が凝っていて面白い。

 

わたしはこの映画を観て、何が変わったかというと、アンナの夫カレーニンです。

映画オリジナルのラストの描き方に、カレーニンの株が急上昇。あのラスト、大好きです。

 

今回は、最初からカレーニン贔屓で観てしまいました。(原作ではリョーヴィン贔屓)

今回初めてかわからないけれど、気づいたこと。これ、夫も愛人も名前が「アレクセイ」なんですよね。同じ名前、なんて因果なんだろう。

(原作はヴロンスキーやカレーニンとか、苗字で描かれているので名前があんまり印象に残っていなかった)

 

こうしてみると、原作は表のアンナ、裏のリョーヴィンという対比がわかりやすかったけれど

夫のアレクセイ、愛人のアレクセイも綺麗に対比なんだなあと思いました。

 

映画は、影の主役リョーヴィンよりも、表の主役アンナを中心に描かれているので、この対比がさらに浮き上がるように描かれているんだろうなあ。

 

 

原作も、すごく好きです。

長いこと読み返していない。また読みたいけれど、長いから勇気がいる。

 

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」も、久しぶりに読み返したいと思っています。

今年は達成できるかなあ。NHKの100分で名著、面白かった。(トルストイと関係ない)

(ロシア文学つながり)

 

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