今日から伊勢参りのお話です。
伊勢神宮は何度も行くお気に入りスポットです。
今回の旅は
- 外宮(※この記事)
- 伊雑宮(内宮の別宮)
- 内宮
- 椿大神社(三重県鈴鹿市)
- グルメ編
の順番でお届けします。
1日目はあいにくの雨でした。
降水確率100%の雨です。
※2018年1月中旬(平日)参拝の記事です。混み具合はあくまで個人の所感です。
伊勢神宮について
正式名称は「神宮」(「伊勢神宮」が正式名称じゃないんですよ!)
「お伊勢さん」「大神宮」さんと親しみを込めて呼ばれる伊勢神宮は
皇大神宮(内宮):天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊受大神宮(外宮):豊受大御神(とようけのおおみかみ)
をはじめとする、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社
これら125社すべてを含めての総称です。
一般的には内宮と外宮が「伊勢神宮」なのかな? と思いきや、実はめちゃくちゃ規模が大きいのです。
テレビでもよく登場するのは「内宮」です。おかげ横丁などがあるのも内宮の近く。
ちなみに、特に決まりがあるわけではありませんが、外宮→内宮の順番でお参りするのが昔からのならわしです。
(さらにさらに、二見興玉神社→外宮→内宮はより伝統的な順番です。スケジュールに余裕のある方は、このルートもぜひ!)
外宮
正宮(豊受大神宮)
正宮は豊受大神宮(とようけだいじんぐう)
御祭神 豊受大御神(とようけのおおみかみ)
豊受大御神は内宮の天照大御神のお食事を司る御饉都神(みけつかみ)であり、衣食住、産業の守り神でもあります。
簡単にいうと、わたしたちの生活に密着した神様ですね。
(悪天候だったので、写真が全体的に暗いです。ご容赦ください…)
正宮はもちろんとっても混んでいました。
どこを写しても人が写ります。雨のなので傘、傘、傘(笑)。
別アングルで写したもの。
奥のほうに正宮がかすかに見えます。
外宮の別宮
外宮の域内には3つの別宮(べつぐう)があります。
- 多賀宮(たかのみや)
- 風宮(つちのみや)
- 土宮(かぜのみや)
域外に1つの別宮
- 月夜見宮(つきよみのみや)
すぐ近くなので、一緒にお参りしておくのも良いですね。
月夜見宮も、外宮から歩いていける距離なので、時間に余裕のある方はこちらもぜひ。
今回は行っていませんが、月夜見宮はとってもおススメです!
別宮の御祭神も簡単にご紹介
多賀宮(たかのみや)
御祭神 豊受大御神荒御魂(とようけのおおみかみあらみたま)
「荒御魂」とは、神様の荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きのことをいうそうです。
土宮(つちのみや)
御祭神 大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)
山田原(やまだのはら)の鎮守の神様。
外宮の鎮座以後は宮域の地主神、宮川堤防の守護神とされ、平安時代末期に別宮に昇格したそうです。
風宮(かぜのみや)
御祭神 級長津彦命(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなとべのみこと)
風雨を司る神様です。内宮別宮の風日祈宮(かぜひのみのみや)と同じ御祭神です。
雨風は農作物に大きな影響を与えるため、神宮では正宮に準じて、丁重にお祀りされているそうです。
月夜見宮(つきよみのみや)
御祭神 月夜見尊(つきよみのみこと)
月夜見尊荒御魂(つきよみのみことあらみたま)
天照大御神の弟神です。内宮別宮の月讀宮と同じ御祭神です。
外宮北御門から「神路通り」を通った先にあります。
割と正宮を参拝して帰る人が多く、別宮はそこまで混んでいませんでした。
しかし、多賀宮は階段の先まで行列ができていました。
何度も行っているけど、行列ができていたのは初めて。1月は参拝者がやはり多いようです。
1月の雨の参拝
※2018年の所感です。混み具合は、時期によって異なります。
わたしの伊勢参り経験
- 2018年まで10年くらい毎年伊勢参りに行っていた。
- 外宮も何回も行ったことがある。
- 人の多い時期は避ける。1月は初めて。(今回は正月休み明けの中旬平日)
1月は三が日を避けても人が多め
さすがに初詣の時期(三が日〜上旬くらいまで)は激混みだろうと予想していました。
伊勢には、駐車場混雑カレンダーというのがあるのですが、車で行く場合はこれを参考にさせていただきます。
1月は三が日を避けても、全体的に混みやすい時期でした。
やっぱり初詣に来る人が多いんだろうな。
雨の日の平日にもかかわらず、人は多めでした。
ちなみに参拝者が特に多い時期は、少し離れたところに特別の臨時駐車場が開いています。
2013年の式年遷宮の年の8月に参拝したときは、臨時駐車場がありました。
雨の日の参拝でわかったこと
雨のなかの参拝は前にも一度あったのですが、恥ずかしながら今回初めて気がついたことがありました。
雨のなかでも、神様に参拝するときは、礼儀を重んじるということ。
つまり、参拝のときは、傘をたたんでお参りするのです。
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はじめに気づいたのは、特別参拝(御幌(みとばり)と呼ばれる白い布の向こう側)での参拝)をされる方を拝見したとき。
正装(礼服)で、参拝するときは傘を畳んで床に置いてお参りをされていました。
一般の参拝者のなかにも、お参りするときは傘を閉じて参拝する人がいました。
もちろん傘をさしたまま参拝する人もいます。
傘をさしたままの人のほうが圧倒的に多いです。
別に決まっているルールというわけではありません。
でも、「神様にお参りするのって大事なことなんだなあ」と思いました。
(ちょうど頃よく小雨なのもあって)わたしも後半は、参拝のときは傘を閉じることにしました。
伊勢に行くと、みんな当たり前に鳥居の前では一礼するし、鳥居の端っこを歩きます。
なんかそういう神様への敬意がごく自然にできるところが良いなあと思うのですが、雨の日にもあることを知ったのは、今回新たな発見でした。
結び
いつもは、外宮→内宮を基本ルートに別宮も適当に回ります。
今回は、外宮で参拝して志摩に泊まる予定だったので、通り道の伊雑宮(いざわのみや)に寄ることにしました。
次回に続きます。
ちなみに、こちらは北御門へ通じる道です。
正面の火除橋→正宮ルートはめちゃくちゃ混んでいるのに、ちょっと外れるとこの人の少なさです。
人の少ないところに行くと落ち着きます。
関連情報
豊受大神宮(外宮)
〒516-0042 三重県伊勢市豊川町279
駐車場:有り(有料)
参拝の多い時期は臨時駐車場もあります。
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▽伊勢の交通情報はこちらで。
※2022年現在は、コロナの影響で混雑カレンダーは予測不可でお休みのようです。
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▽ 2018年伊勢・鈴鹿の旅一覧
①伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)(この記事)
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