1日目は外宮→伊雑宮へ行って、そのまま志摩に泊まりました。
2日目は内宮からはじまります。
今回の旅は
- 外宮
- 伊雑宮(内宮の別宮)
- 内宮(※この記事)
- 椿大神社(三重県鈴鹿市)
- グルメ編
の順番でお届けします。
伊勢神宮について
※前回の伊雑宮の記事にも同じ内容を載せています。「もう伊勢神宮については十分知っているよ!」という方はこちらをクリック(下へワープします)
正式名称は「神宮」(「伊勢神宮」が正式名称じゃないんですよ!)
「お伊勢さん」「大神宮」さんと親しみを込めて呼ばれる伊勢神宮は
皇大神宮(内宮):天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊受大神宮(外宮):豊受大御神(とようけのおおみかみ)
をはじめとする、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社
これら125社すべてを含めての総称です。
内宮
内宮(ないくう)は正式名称を皇大神宮(こうたいじんぐう)と呼びます。
正宮:皇大神宮
御祭神:天照大御神(あまてらすおおみかみ)
天照大御神は皇室の御先祖といわれています。
皇大神宮は、垂仁天皇の頃、およそ2000年前から祀られているそうです。
よくテレビで伊勢神宮で登場するのはこちらの皇大神宮です。
内宮の別宮
内宮には、域内に2つの別宮、域外に4つの別宮があります。
※別宮は、正宮に次ぐお宮のこと。
わたしは正宮をお参りしたときは、域内の別宮(荒祭宮・風日祈宮)も寄ります。
今回は後の予定もあったので風日祈宮だけもお参りしました。
域内の2つの別宮
荒祭宮(あらまつりのみや)
御祭神:天照大御神荒御魂(あまてらすおおみかみのあらみたま)
「荒御魂(あらみたま)」とは、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きをあらわします。
風日祈宮(かざひのみのみや)
御祭神:級長津彦命(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなとべのみこと)
御祭神は、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の御子神で、雨風を司る神様です。
※イザナミとイザナギのお子さんはアマテラス、ツクヨミ、スサノオのお三方が超有名ですが、他にもたくさんたくさん……いらっしゃいます。
ひそかにわたしは、こちらの風日祈宮の大ファンです。
あとでまた紹介しますー。
域外の別宮
⽉読宮(つきよみのみや)
月読宮 御祭神:⽉読尊 (つきよみのみこと)
⽉読荒御魂宮 ⽉読尊荒御魂 (つきよみのみことのあらみたま)
伊佐奈岐宮 伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)
伊佐奈弥宮 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
内宮の近くにある別宮です。
御祭神は天照大御神の弟神の月読尊(つきよみのみこと)。
月の満ち欠けを数え暦を司る神様でもあります。
月読宮には、他にも、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の宮もあります。
わたしはこちらだけ、まだ行ったことがありません。
瀧原宮(たきはらのみや)
瀧原宮 御祭神:天照大御神御魂
瀧原並宮 御祭神:天照大御神御魂
伊勢市から少し離れて、度会郡大紀町にある別宮です。
谷川の流れと樹齢数百年の杉に囲まれたとても素敵な場所です。
梅雨の合間の晴れた日に、久しぶりに遠出をしました。 自粛期間中に「出かけたいよう!」という欲求がむくむくと生じてきて、緊急事態宣言が解除されて少しずつ自粛が緩和されてきたとき、自分はいまどこにいちばん行きたいだろう[…]
伊雑宮(いざわのみや)
御祭神:天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
志摩市磯部町にあります。
古くから地元の人々によって、海の幸、山の幸の豊穣が祈られてきました。
伊勢神宮つづきです。今回はじめて行った内宮の別宮、伊雑宮(いざわのみや)について取り上げます。 今回の旅は 外宮 伊雑宮(内宮の別宮)(※この記事) 内宮 椿大神社(三重県鈴鹿市)[…]
倭姫宮(やまとひめのみや)
御祭神:倭姫命(やまとひめのみこと)
神宮で最も新しい別宮です。
倭姫命(やまとひめのみこと)は、天照大御神の御鎮座を導いた神様なのだそうです。
鳥羽の帰りに、伊勢神宮の別宮へ寄りました。 おさらい:伊勢神宮「お伊勢さん」「大神宮さん」と親しく呼ばれる伊勢神宮は、正式には「神宮」といいます。神宮には、皇室の御祖先の神と仰ぎ、私たち国民の大御祖神として崇敬を集[…]
内宮参拝
1日目の雨はどこへやら。2日目はお天気に恵まれました。
宇治橋〜神苑
(写真に人がなるべく映らないよう撮っているので景色に偏りがあります)
五十鈴川もキラキラして1年の始まりだなあと感じます。
しかしこの写真暗いなあ。
宇治橋(最初の鳥居をくぐって渡る橋)では、右側通行。
橋を渡り終えると、神苑が広がります。
木が好きなので、神苑の松にもくぎづけです。
カメラをズーム。
ヤドリギです!(超どうでもいい)
五十鈴川(御手洗場)〜瀧祭神
そのまま手水舎から左へ曲がると、正宮への道になりますが、右へ曲がると五十鈴川の御手洗場に行きます。
実は今回初体験だったのが、五十鈴川に寄ること。
手水舎はあるのですが、こちらで手を清めることもできます。
行ってみて「なんで今まで行かなかったんだろう!」と思いました。
川も良いではないか。今度からちゃんと寄ろうと思います。
ちなみに五十鈴川のそばに
瀧祭神(たきまつりのかみ)
五十鈴川の守り神だそうです。
「おとりつぎの神様」として有名だそうで、天照大御神に要件をとりついでくれる神様なのだそうです。
内宮に来たらまずこちらへ参拝してから正宮へ行くべしとも言われるほどの存在です。祭典も別宮扱い。
そんなことはつゆ知らず、いままでスルーしていました!(汗
今度からこちらもちゃんと寄ろうと思います。
人が多すぎて、上を見上げないと人が入らずに写真が撮れません。1月はやっぱり参拝の人は多いです。
基本的に一年中人が多いのですが、1月はやっぱり年の初めだからこそを意識して訪れている人が多い印象です。
それでも内宮の緑はやっぱりパワーがあって、癒されます。
1月の内宮は、少しずつ春の気配を感じるというか、春に向けて植物が少しずつ準備しているんだなあという印象。
まだかたいつぼみとか。冬だけど、春の準備をする時期にきているのだなあと思います。
正宮(皇大神宮)
まっすぐ進んだ先が正宮です。1月だからか、行きの人、帰りの人用に白い柵が設けられています。きっと三が日はここももっと人で溢れかえっているのでしょうね。
この日は帰りに椿大神社に寄る予定もあったので、別宮の参拝は、いつも行っているあそこだけ。
風日祈宮
内宮へ行くと、正宮よりこちらのほうが楽しみじゃないかと思えるくらい毎回行っているのが風日祈宮(かざひのみのみや)です。
たぶん、正宮はみなさん行くのでめちゃくちゃ人が多いのですが、こちらは神楽殿のすぐそばに分かれ道があるにもかかわらず(このように看板まで丁寧におかれているにもかかわらず)、ぐっと人が減ることが大きいかもしれません。
人が少ないところのほうが落ち着くのです。
別宮 風日祈宮(かざひのみのみや)
御祭神 級長津彦命(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなとべのみこと)
外宮にある風宮と同じ御祭神です。
級長津彦命と級長戸辺命はイザナギの御子神です。雨と風を司る神様。
橋を渡って行きます。橋の両端に鳥居があって、周辺の木もとても立派なものが揃っています。
個人的にとてもお気に入りの別宮です。
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今年も無事に伊勢参拝ができて良かったなあと感慨深いです。
が、このあとおはらい町、おかげ横丁で散策するのですが、おみやげを買うのに悩んで悩んで、ついでに人の多さにかなり疲れ果ててしまいました。
おまけ:1月内宮付近の駐車場事情
※2018年1月のときの情報です。参考までに。
内宮にはAエリアとBエリアの2つの駐車場エリアがあります。
(個人経営の駐車場もあります。混雑期は臨時駐車場もできます)
Aエリア:内宮の目の前
Bエリア:猿田彦神社の近く(おはらい町通りの内宮前と逆方向)
事前に駐車場の混み具合をネット(駐車場の混雑カレンダー)で調べて、いつもより早く9時には志摩のホテルを出たのですが、すでに9時の時点で内宮前のA1、A2駐車場は満車でした。
平日なのにやっぱり1月は混むんだなあ。
ちなみにいつもは平日だと、多くてもA駐車場には停められます。
途中で渋滞にも巻き込まれながら、10時ごろにやっと内宮に到着。
今回はB4駐車場に停めました。
B駐車場は、実ははじめて停めました。(いつもはA)
猿田彦神社がすぐ近くにあって、こちらもいいかもしれないと思いました。
というのも
こんな風な階段を抜けて
朝のおはらい町(10時ごろ)は人もまばらです。
おかげ横丁すらこの人の少なさ!
なんだか朝の1日のはじまりみたいな空気を味わえたので、このルートも悪くないなあと思いました。
やっぱりお昼時になると混んできましたねえ。
関連情報
皇大神宮(内宮)
〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
駐車場:有り(有料)
参拝の多い時期は臨時駐車場もあります。
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▽伊勢の交通情報はこちらで。
※2022年現在は、コロナの影響で混雑カレンダーは予測不可でお休みのようです。
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▽ 2018年伊勢・鈴鹿の旅一覧
③伊勢神宮 内宮(皇大神宮)/別宮 荒祭宮・風日祈宮(この記事)
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