ハーブスはストロベリーシーズンの真っ最中ですが、今回はさくらケーキを紹介します。
3月1日から登場するさくらケーキは、ハーブスではめずらしい、和のケーキです。
さくらケーキ
大粒の大納言小豆をサンドしたさくら風味のムースが春の香りをお届けします。
(HARBSホームページより)
ハーブスはフレッシュなフルーツを使ったケーキが定番のお店。
抹茶系のケーキなど、和のテイストのケーキはとても数が少ないです。
このさくらケーキも、春の季節にしかお目見えしない、レアなケーキです。
そういう意味で、ストロベリーシーズンは苺がクローズアップされるのですが、このさくらケーキはひっそりと存在感を放っている気がします。
さくらの花弁がとても色鮮やか。
さくら風味のムースは、その名の通りほんのりさくら色で、ストロベリーにはない風味があります。
そして、注文して驚いたのが、さくらの葉の塩漬け(桜餅を包むあれです)が敷かれているではありませんか。
この演出には驚きました。
桜餅のように、ほんのりとさくらの葉が風味を増すのです。ちょっと塩味が足されるのも味にバラエティが加えられます。
今回の飲み物はグリーンティーを注文しました。
玄米入りの抹茶の入ったグリーンティーです。つまり、緑茶に抹茶と玄米がブレンドされたような、ハーブスならではのグリーンティーです。
さくらケーキに合います。
今月のお茶の「さくらんぼ」というお茶(ダージリンがベースのフレーバーティー)にもさくらが使われているので、こちらもさくらケーキに合うのではと思いました。
まあ、ドリンクはお好みなので。
下はスポンジで、大粒の大納言小豆はムースとスポンジの間にいます。
ケーキを邪魔しない味付けです。
そして、うっすらと見えるでしょうか。ムースは二層になっていて、中間にあるのはクレープ生地です。そう、ハーブスの十八番のあのクレープ生地です。よくこんな絶妙な位置に挟めるなと感動します。
この中間にあるクレープ生地が、ケーキのバランスを引き立てるとともに、食べるときに意外と効きます。あるのとないのでは、あったほうが絶対良いと思った。
結び
さくらケーキは、実はミノリのストロベリーシーズン最後のケーキでした。
(まだブログでは紹介しきれていないのですが、ストロベリーシーズンコンプリートしてしまった…)
というのも、わたしはさくら味がそんなに好きではないからです。
さくらといちごがあったら、間違いなくいちご一択です。
桜餅は嫌いではないけれど、ワンシーズン1回食べれば十分。(いちごはオールウェイズウェルカム!)
今回さくらケーキを食べてみて、これはもう、ほんとうに1回きりのケーキだと思いました。
おいしくないのではないけれど(単に嗜好の問題)、ハーブスに通い詰めたからこそやっと食べる機会を得た感じです。
で、もう食べないだろうけれど、でも細やかなところに美味しさへの心配りが感じられて、ハーブスらしさを再発見できたこと、それはとても良かったなあと思います。
目に見てさくらを楽しめて、春を感じさせる、とても素敵なケーキです。
関連情報
▽ハーブスのホームページ
ハーブスは、ハンドメイドとフレッシュネスを追求したカフェです。創業当時より私たちが忘れずに胸に抱き続けてきたもの、それは…