大型連休でだいぶ回復したのですが、先週の週末は久しぶりに疲弊して動けなくなっちゃいました。
動けない休日は、もうなんにもできないのです。
やる気も起きないし、頭がぼーっとしている。
疲労の種類が違う
土曜日に兄家族がごはんを食べに来ました。
ものすごく疲れるんだという話をしていたのですが
「でも、ミノリ。ジョギングとかしているじゃん」
「いや、そうなんだけど、そうじゃなくて。楽しいことでも疲れるの。例えば遊びに行っても疲れるの」
「そりゃあ遊びに行ったら疲れるよ」
「いや、そうかもしれないけど。疲れるとほんとうに何にもできなくなるの」
※この話の肝は、疲労ではなくて結婚の話でした。
ああ、わかってもらえない。
(※兄家族にはHSPの話はしていません)
ちなみに、土曜の夜に家族と濃密に時間を過ごし(うちの家族は集まるとものすごく話し込む)、次の日の日曜は、1週間分の疲労(今週はストレスが多かった)プラス土曜日の疲労で、身体が休息モードに。
疲労には、いろんな疲労があると思います。
一般的に疲労って言われると、身体の疲労を想像すると思いますが、脳も疲労します。
そして、HSP気質の人は、刺激をいっぱい拾いやすくてそれを処理するのにも脳を使っているけど、それ以上に普段から頭のなかで深く深く思考するから、それも脳が疲労する原因のひとつだと思います。
つまり、外からも内からも来るわけですよ。ダブルパンチです。
非HSPの人の何倍も通常モードでも脳を使っているから、そりゃあ疲労するわけです。身体動かしてなくても頭のなかは常時フル回転みたいな。
そのせいか、休みの日はその埋め合わせをするように、頭が働かない。脳は思考とともに行動の指令塔でもあるから、「あれやろう、これやろう」の指令が出ないわけです。
つまり、身体はそこまで疲れてないかもしれないけど(いや、もうそこまで来てたら身体もそれなりに疲れているんだけど)、動けなくなるのです。
これはジョギングとかして体力つけるだけの問題ではない。(もちろん規則正しい生活、適度な運動は疲労回復とともに健康の基本ではあるんだけれども)
でも、これ休みの日に動けないのはまだ良いほうなんですよね。
これで、休みの日に予定が入っていたら?
あまつさえ一日中外に出ていたら?
回復されないのは目に見えています。
蓄積された疲労は、さらなる悪循環を生みます。
わかっちゃいるんだけど、改めて体感すると「なんだかなあ」と思うわけです。
日々の生活のなかでちょこちょことしたメンテナンスをもうちっとうまく入れていくことが目標なんだけど
それでもやっぱり、非HSPの人に比べると、できることは限られてくるのです。
だからできることのなかから、やりたいことを厳選しないといけない。
わかっちゃいるんだけど「なんだかなあ」と思っちゃいます。
たまには前向きじゃない締めをしてもいいかなと思ってみました。
イルセ本から
でも、前向きな意見が欲しくてこんな辺境ブログに来られた方もいらっしゃると思うので、先人の知恵に学びましょう。というわけで、今回はデンマークの心理療法家でもあるイルセ本から引用です。
自分がHSPであることを自覚するようなことに直面した後は、疲れと悲しみが続くことがあります。そしてしばらくは「ほかの人みたいに自分もタフになれたら……」という希望を捨てきれないかもしれません。
でも、忘れないでいただきたいのは、あなたの目の前でドアが開くとき、ほかの1つ、または複数のドアが開くことがよくあるということです。
鈍感な世界に生きる敏感な人たち P154 イルセ・サン
タフな扉を自分には合わないのに、一所懸命開けようとしてもしんどいだけです。
違う扉を探したら、もっと違った、新しい扉がその先には待っているかもしれません。
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