待ちに待ったスピンオフ「BEHIND THE LINE(BTL)」観に行ってきましたよ。よ。
ざっと観た感想を、熱いうちに打ち込んでおこうと思います。
(アイキャッチの画像は公式サイトから。総士が切れています……)
※全般的に全編(無印、HAE、EXODUS、BEYOND)のネタバレが含まれます。配慮していません。
※もちろん今回のBTLのネタバレも含まれます。未視聴の方はご注意を。
スピンオフ EXODUSへ続く物語
一昨年BEYONDが無事に終わり、ファフナー自体はひと区切りがついたのですが、公式さんから「平和なスピンオフやります」とお達しがありました。
待ちに待ったスピンオフは、無印〜EXODUSの時期のお話。
「平和なファフナーが見られるー」とウキウキしていましたら
予告PV見て、「あ、やっぱりファフナーだわ」(褒めています!
BEHIND THE LINE(BTL)を見る前に時系列情報まとめ
ファフナーは時期によって生存している人が違うので(←言い方)、自分的覚え書きも含めて、簡単にまとめておきます。
・映画「HEAVEN AND EARTH(以下HAE)」の後〜「EXODUS」が始まる前の時期
・総士(旧……←旧って言うな)は帰還後。一騎は視力回復後。
・カノンがいる! カノンがいる!!(興奮)
・コアは眠りについているので登場しない(乙姫も織姫もいない)
・一騎たちの次の世代(里奈さんたち)が主戦力世代。一騎たちは引退を考え始める時期かな。
・つまり、里奈さん世代がみんなお元気です。初々しい!(EXODUSでこの世代はいろいろ不遇……
・剣司が若い、若い!(どうでもいい
・一騎と総士の掛け合いが見れる。ふたりともまだ生きている感じがする。(←どういう意味)
・美羽ちゃんはまだ年齢相応のお姿です。弓子さんもいます!
・操はHAEで一旦退場したのでいない。(残念)
・千鶴さんもご健在ですー
「BEHIND THE LINE」箇条書き感想
というわけで、見立てほやほやの感想です。箇条書きでまとまっていません。そして無駄に長いです。
・「平和」なスピンオフだった。
・ファフナーの平和=フェストゥムの出現しない時期。
・みんな若い。若い! 若い!!!
・そもそも竜宮島自体がもう懐かしい。感涙。
・千鶴さんがいる! なんかこう、子どもたち(真矢と一騎)で大人をくっつけようとがんばっていて、肝心の親たちは疎いのがなんとも言えない(笑
・そしてその子どもたちのその後を考えると、もうなんだか(そんなことばっかり言ってる)
・パイロット卒業時期だった。
・里奈さん世代が全員いる。全員。
・里奈さんが怒るのも無理はないです、最後に人として残ったの里奈さんだけ(←……里奈さんが怒ったのはそこじゃない。そして言い方。
・EXODUS序盤はそういえばもう一騎世代は真矢ちゃん以外パイロット引退していましたねー
・地味にアルヴィスの諸機関の説明がとてもわかりやすかったです。
・そうか、それでEXODUSではみんなそれぞれ違うところで働いていたのかと。
・剣司はドクターコース。彼はちゃんと考えている人です。
・剣司の幸せ太りは咲良が犯人だった!!!(というか咲良の趣味だったというか)
・そ、そういえば。咲良のお父さんに往年の剣司さん(往年言うな)似てきたような。
・剣司と咲良はもう夫婦感が溢れまくりです。この世代でちゃんと地面を歩いている人たち。
・真矢ちゃんは戦闘機に乗っても一流です。
・つくづく咲良と反対側の才能に溢れた人です。(料理の才能はない)
・総士がちゃんと総士で嬉しい。
・しかも無印終盤の自己開示を始めて社会性がないことが暴露された〜EXODUSで後輩も増えてちょっと大人っぽくなる(社会性を身につける)中間の、いちばんこじらせ時期の総士。た、たまらん。
・そんな総士さん、見事人間認定されました。この話、人間認定されない人も出てくるのでこれって重要よ。
・総じて今回のスピンオフ、一騎世代の微妙なこころの揺れ動きが丁寧に描かれていて、とてもキュンキュンする。
・後輩ちゃん世代も可愛いですし、BEYONDの新総士や美羽ちゃんたちの掛け合いも好きでしたが、やっぱり一騎世代は物語をつくってきた人たちだから思い入れが違う。
・しかも話のなかで織姫ちゃん(コア)も登場したり、一騎の余命宣告で乙姫ちゃんが出たり、墓参りで翔子やいなくなった人たちにもさりげなくさりげなくスポットが当たって、スタッフさんのファフナーとファンへの愛が感じられます。
・というか、一騎の余命宣告!!
・「あと4年も生きられる」って。
・4年どころかその後寿命なくなりますよ、一騎さん(ボソリ)
・なんというか、そうやって残り少ない時間をどう使うかとモヤモヤ悩めるのって、実は貴重なことだったんだなあとBEYONDまで見ると考えちゃいますよね。
・どっちが一騎のためには良かったんだろうと時々思います。
・弓子さんのおうちで女子会(笑
・そうそう。カノンと3人娘は連合軍出身だったんだよね。その後すっかり島に馴染んだからたまに忘れそうになるわ。
・なんていうか、みんな生きている(涙)。オルガさん!(泣
・女子トークに真剣に悩むカノンと、真剣に立ち入らない真矢。対照的だ。
・「楽園」って、溝口さんがやっていたんですね。忘れていた(笑
・いや、もともとは甲洋の義両親がやっていたんだけど・・・
・ってか、甲洋はEXODUSで再登場するんだった。それも忘れていた。
・アルバムからウォーリーを探せ状態で真矢を探す暉が涙ぐましい。
・こんなに好き好きアピールしているのに、本人には届かない。それがファフナー
・そして、総士は公共の電波(島内放送)を乗っ取る。
・あれですよ、デパートとかでやる迷子放送ですよ!!!
・電話が通じない→よし、迷子の呼び出しだ! って、なんでそうなるの。総士。
・島内に迷子の一騎くん情報が暴露される。総士が素敵すぎる。
・一騎はひとりでたそがれている暇もありません。
・ちゃんと総士と一騎が仲良くて嬉しい。嬉しい。
・一騎の家でゴロンとしているの貴重だー(いや、総士が眠いのは人間に戻った副作用?的な感じですが)
・真矢の「11……」って、ラストの「11−9=」の伏線ですか?(すみません、ちょっとわからなかった)
・なぜか次の日にザインの搭乗テストが!!?
・ついでにニヒトも登場。ラスボス感が半端ないですよ。よ。
・ザインはザルヴァートルモデルだから、真矢ちゃんではやっぱり無理らしい。
・のちにちゃっかり乗っている美羽ちゃんはやっぱりすごいのです。
・なんか暉が「僕がザインに乗りますよ!」みたいに大見え切るのがなんとも言えない。
・暉の機体はBEYONDで一騎にザルヴァートル化されますよ・・・(ポソリ)
・総士が感情的にまくし立てるのレアだなあ。
・新総士は素直にポンポンと自分の感情を表出していたけど、もともとそういう素養はあるのかもしれない。
・旧総士の場合、家族構成的に色々と内情を知りつつ抑制的に生きないといけない&一騎との事件もあったから。
・真矢とカノンの会話もめずらしいよね。こういうのスピンオフじゃないとなかなか見られないですー
・パイロットでいる=島の命運を背負う→パイロットを降りる=今のパイロット世代に負担を強いるという構図にどうしてもなりがちで、だからこそパイロットをちゃんと引退することはとても大事なことなんだろうなあ。
・一騎の前の世代は、同化現象の進行が早くて残られなかったことを考えると、余計に一騎世代の引退して次代に繋ぐことの重要さは増します。
・結局これをちゃんとできたのって咲良と剣司くらいだなあ。
・真矢はBEYOND終盤まで最も長く現役パイロットを続けているし。
・カノンもちゃんと地面を歩こう(しっかり生きよう)と頑張っていて、登場はじめのころに比べると島出身じゃないだけに変化がよく出ている。だからこそEXODUSでお別れするのはとても寂しい。寂しい。
・「楽園」で一騎と真矢のふたりで話すシーンが好き。
・真矢って不思議な子だなあと思うのです。一騎も総士もどちらも、真矢とふたりきりのときにしか見せない表情があると思う。
・それが恋愛と単純にくくれないような感情で彩られているというか。
・真矢は真矢で、たぶん一騎のことはずっと好きなんだろうけど、翔子のこともあるんじゃないのかなとかやっぱり思う。
・だからカノンの直球勝負にも、直球で返せない。
・ちなみに総士さん。ミッション「真矢に謝る」に挑む。全パターンを想定済みって。
・どっかの黄昏さんみたいじゃないですか。(SPY×FAMILY)
・そして最悪のタイミングで入店。
・「想定外だ!」こっちもそんなあなたの言動が想定外すぎます。
・総士は黄昏さんへの道は程遠いですよ。(SPY×FAMILYはもういい)
・警報。里奈世代はファフナー待機です。真矢さん合流。先輩っぽいです。
・ここでね。ちゃんと広登がゴーバインのヘルメットを持っているのも素敵だなと思います。小さいところも手を抜かない。
・暉のくだりはさっき書いたので省略。
・ちなみに暉の大見え(いつかザインに乗る宣言)は、真矢ちゃんには1ミリも届いてないと思ふ。
・真矢はさっきの一騎の余命宣言(と、総士の突撃隣の謝罪訪問)でそれどころじゃない。
・ザイン大好き一騎さんは、またしてもザインのもとへ。
・ここでいちばん説得できるのって、やっぱりカノンだよなあ。
・もしかしたら、一騎があっち側に行ったことをいちばん嘆くのは、真矢よりもカノンかもしれない。
・平和って、当たり前の世界じゃなくて、誰かの犠牲の上に成り立った束の間のもので、平和は努力しなければ続かないんだなって改めて思います。
・スピンオフなので戦闘はなし。
・咲良と剣司が既に熟年夫婦。
・真矢と総士の会話。さっきの一騎と真矢との会話シーンもそうだけど、わたしは真矢と総士の二人のシーンも好きです。
・翔子のお墓に昔わざと嫌がらせをしたのが実は総士だったって、裏設定だった気がするんですが、真矢に公式に暴露されました。そして亡くなったパイロット(候補)の人へ密かに花を供えていたのも総士と、真矢だけが気づく。二人だけの秘密(笑
・真矢のひとりで感が鋭くてしんどいところ、らしいなあと思います。
・新総士は真矢おねえさんに銃を突きつけられて心臓(ハート)を撃ち抜かれてしまったようなのですが(笑)、なんかよくわからないけど総士のこころのひだに触れられる貴重な女性が真矢たんなんだろう。
・新総士がわかりやすく真矢へ好意を抱いているのがかわいらしいな。
・というくらい旧総士の感情は面倒くさく傍目にはわかりづらい。
・ついでに言い方も周りくどい(笑
・そんな不器用な総士さんが今回はいっぱい見られて満足ですー
・一騎は一騎で、真矢には素直に気持ちを表現するから、これまた罪作りな感じで
・この恋愛になるかならないかの微妙な関係性がたまらん!
・ファフナーといえばお祭り。お祭りって鎮魂もあるんですよね。だからファフナーのお祭りは大事。
・彗くん世代もワンカット出てたー。嬉しいー
・ほんとうに「平和な」スピンオフだった。
・「平和」って、戦いが全部終わってめでたしめでたし、だけが平和じゃないんですよね。平和の意味について改めて考えさせられました
・なんだかスピンオフを見たら、EXODUSとBEYONDがまためちゃ見たくなりましたー
結び+おまけ
入場者プレゼントは千鶴さんでしたー。
*
「今回はスピンオフだし1時間ないし、感想はちょこっとだけだなあ」と思っていたら、思いのほか長くなりました。
スピンオフは、BEYONDではもう通り過ぎてしまった葛藤する一騎がたくさん見られて満足でした。どんな一騎も大好きです。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました!
関連情報
「蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE」2023年1月20日(金)劇場特別先行上映…
*