久しぶりにアニメのお話です。
このブログをはじめるずっと前から、好きだったアニメ。
これまでコードギアス、蒼穹のファフナーと、まさかの続編(新作)発表に喜んできましたが
今回は。ほんとうに。もう絶対ないと思っていたガンダムSEEDの映画化。
リアタイで見ていた世代としては、もうこれは見に行かねばと。
というわけで、感想いきます。
* * *
※本編の内容に触れています。未視聴の方はネタバレにご注意ください。
※キラとラクス大好き、キララク大好き人間です。感想に偏りがあります。ご了承ください。
感想
大まかにはもうオールオッケー
えーと、公式による二次創作かな?? というくらいぶっちゃけていました(褒めています)
SEEDシリーズって、DESTINYのときにも続編に放送当時賛否両論あったけど、映画(FREEDOM)を見ると、DESTINYはまだマトモだったな、と(褒めています)
ストーリーとか設定とか女性陣の口紅おちょぼ口とか(誰の差し金だアレ……)ツッコミどころは満載ですが(種シリーズてツッコマないで済むところってあまりない)
とりあえずファン的には、
- 公式によるファンサービス満載の同窓会的なところてんこ盛り
- 公式によるキララクたっぷりもうお腹いっぱいというほどキララク
だったので、もう良いかなと。
20年も経つと人は寛容になるものですよね。
以下、気になったところピックアップしていきます。
全部は拾いきれないくらいいろいろありましたけどー
シン
今回、(キララク以外で)いちばんキュンキュンしてしまったのはシンです。
うわあ、何!? この子めちゃくちゃかわいい!!
わたしはDESTINY放送当時は、まだキラ大好き旧作大好きキララク大好き人間だったので、ことあるごとに突っかかるシンが苦手だったんですね。
20年も経つと、当時のシンのぶつけどころのない憤りも理解できるし
ミネルヴァではあんまり人に恵まれなかったんだなあというのもわかるんですが
人は環境でここまで変わるんか!
もともとキャンキャン吠えるワンコ属性と言われていたシン。
ワンコ属性がキラに向くと、アスランとこうも違うのか(笑
・キラのこと「隊長」呼びのシン
・もっとキラに自分のことを頼ってほしいシン
・隊長のことはキラ「さん」と敬称を忘れず(アスランは呼び捨て)
・隊長にケンカ売る奴は俺が買いますシン
・パーティーでごはんてんこ盛りなシン(ルナをダンスに誘うという発想がそもそもない)
・キラが暴走しても信じてますシン
・キラとアスランのケンカにも割って入りますシン(そしてアスラン呼び捨て
・ルナをドッキリさせようとして返り討ちにあうシン
・デスティニーを与えられてジャスティスの時より断然嬉しそうシン
・キラに頼られて超絶嬉しそうやる気百万倍なシン
・闇にはステラたん登場シン(シンの闇は思ったより深かった……
なんなの、この子!? めちゃくちゃかわいいいいい!!
人は環境で変わるんだと実感したFREEDOMでありました。
あとシンは味方にするとめちゃくちゃいい奴だなあと思いました。
ヒルダさんたち年上組にも絡んでもらって先輩後輩されてて良いなあ
地味にヒルダ姐さんへセクハラ無自覚なところもシンらしいなあ(笑
キララク
シンにはステラがいるように、キラにはフレイという救えなかった女性がいるのとか
DESTINYのときは、まだ前の大戦の傷跡を引きずっていたのとか
いろいろありまして、DESTINYではキラもラクスも抑制的で達観したような一歩引いたようなところがありました。
もちろんカップルとしてはラブラブなのですが、ちょっと老夫婦的な感じといいますか
それはそれで、大好きなお二人だったのですが(みのりさんはSEEDの8話「敵軍の歌姫」の頃からのキララク推し)
なんだなんだ、この公式のキララクっぷりは!!?
いや、めちゃ嬉しいんだけど、ここまで来ると思わなかった
まさかあんなにはっきりとキラから「愛している」とはっきり言われ
ラクスも「愛しています」と何度もはっきり言っていて(本人の前でもそれ以外でも)
いや、見ているこっちが恥ずかしい。公式さんすげえええ
まあ、ラクスが宇宙に行くときには、敵基地破壊してお見送りするキラさんですが(DESTINY26話)
ラクスがピンチなら大気圏突破して助けに行くキラさんですが(DESTINY39話)
人目をはばからずハグしてザフトの人々にびっくりされていましたが(DESTINY最終話)
あ、いや。もともとそういうキャラだったか!!?
でも、DESTINYでは傷つきもあってどこか感情を抑制していたキラが
今回のFREEDOMでは、悩んで悩んで、恋人を疑って、弱音を吐いて、昭和の青春ドラマみたいなケンカして(アスランってこのためにいたんだな)、みんなの前で感情をぶちまけて(根が素直だよね)
めっちゃいいよ、キラ。なんだか生きているって感じがするよね。
なんだか、SEEDの最後のシーンで泣いていたキラが、DESTINYで「覚悟はある」って議長に銃を向けたキラが、やっとここまで来れたのかなあって感じがしました。
思い悩んで、傷ついて、迷って、それでも自分で「選ぶ」こと。
ラクスの「必要だから愛するのではありません。愛するから必要なのです」(セリフうろ覚え)も、ぐっと来ましたー
なんだか今回は、ラクスも思い悩んだりしているところが人間っぽくて良いなあと思いました。
それでもキラへの想いがブレないところは、キララク好きにはたまりません。
それにしてもスーパーコーディネーターなキラさんを「失敗作」と軽んじるのは許しません、とか思ってしまいました。
キラはコーディネーターとしては超優秀なんだけど、メンタル面は弱いんだよ、繊細なんだよ…ラクスはそういうキラの繊細で優しいところも好きなんだよ…(ブツブツ)
ほか感想箇条書きで
ツッコミどころは取り上げ出したらキリがないのですが、ほか気になったところ
・新キャラアレクセイさん(ミレニアム艦長)、アルバートさん(ミレニアム技術者)、かっこいい。良い仕事しておられるー!
・アルバートさんはキラと話が合いそうな超優秀な方だと思う。
・アーサーは癒し系枠でちゃんとご活躍でした(貴重な人材
・新キャラアグネスさんは化粧濃い……桑島さんを登場させるためだけにつくられたのかな
・アグネスさんのモーションにさっぱりなびかないキラ。基本的に種男性キャラは総じて恋愛に疎い(一途とも言う
・キラがブラック企業でひとり仕事を背負いこむ上司みたいな構図になっていて、根本的にこの人組織に向いてないんだろうなって思った
・アークエンジェルクルー、ミネルヴァクルーもちゃんといらっしゃるの嬉しかった
・アスランは今回は影からご活躍。でも、世界の(キラの)危機はアスランがいなければ救えなかったくらい重要なご活躍ぶり
・トリィとブルーとか、ハロとか、いつの時代も戦局を変えるのは影の立役者アスラン
・と思ったら、ブルーはキラがラクスのために作っていた。キラがラクスのために(うるさい
・キララクス邸のキラのデスク横に工具があるのを見ると、現在はハロのメンテナンスもキラがやってる。絶対やってる
・たぶんアスランが作っていたころよりバージョンアップしている!(キラのプログラミング能力
・アスランに戻って。たぶん、アスランはこういう役回りのほうが得意なんだと思う
・キラとガチでケンカしたら、白兵戦強いアスランのほうが強い
・でもコーディーのキラも一方的にやられないあたり二人ともコーディー
・なんか夕陽が見えそうな二人のケンカ(今回のFREEDOMはどこか昭和の香りがする
・ラクスもキラも知っているアスランだからできる役回り
・そして、「破廉恥な!」と敵の若者に言われるアスラン。最強だろ
・令和の時代に「破廉恥」という言葉が出てくるなんて!(でも最後のシーンも大概破廉恥だったと思います
・さりげなくアスカガもフォローする公式素敵。アスランってやっぱりむっつりさんですね。
・カガリたんの声優さんが変わっていたのは残念至極。(新カガリ様も素敵でした
・最終的に実家が太い(キラのお姉さんはオーブの国家元首)って最強だったって話かな
・カズイ、ミリアリア、サイと、懐かしのキャラも登場して嬉しいー
・マリューさんとフラガさんも安定のラブラブでしたー
・密かにマリューさんいるところに必ずいるノイマン。影の最強ナチュラルなお二人。
・イザークやディアッカが旧式で登場するのは完全ファンサービスだよね
・性能の新旧を否定しておいて最新兵器であっさりボコる。それがキラ。
・あの場面でvestigeを使うのはずるいー
・最後のシーン。脱ぐのはオープニングだけでいいよ……(公式さんそれはやめて
ほかにもいろいろいろいろ・・・あったのですが、長くなるのでこの辺で。
結び
今回は、仕事とかいろいろ予定が重なって公開初日に観に行くことができませんでした。
種はすごく好きな作品だったので、続編の映画化公開の話は、
嬉しさ半分、期待半分、(落胆する)怖さもやっぱりありました。
でも、もう20年も経つと、「もう楽しめたらそれでいいじゃん」とおおらかに受けとめられる感じで
観に行くまでどう感じるかな?? ドキドキでしたが
とりあえず長年の種ファンとして、もう一回観に行っておこうと思います!
公式で続編が観られたこと、生きていて良かったと思えたことがまたひとつ増えました。
ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。
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