三重県にある花の窟神社へ行ってきました。
花の窟神社
御祭神
花の窟神社の御祭神は
伊弉冊尊(イザナミノミコト)
軻遇突智尊(カグツチノミコト)
です。
〜超簡単な解説〜
イザナミはイザナギと共に国造りをします。
イザナミはたくさんの神々を産みます。
そのときに産んだ火の神(カグツチ)が もとで、イザナミは火傷を負ってしまい、これがイザナミの死につながります。
花の窟神社は、そのイザナミが葬られた地として由緒ある神社でもあります。
日本書紀に、その由来が記されているようです。
境内
この日は良いお天気でした。
手水舎。光線の加減で見えづらいのですが(失念……)、竹で龍のかたちにつくられているよう。
その隣に置いてある大きな石。
由緒がありそうな立派な石さんでした。
参籠殿。お守りもいろいろありましたよ。
こちらを通るといよいよです。
なんだかいつもの神社と違う雰囲気。
写真の左手に見られる大きな岩が花の窟神社の御神体。
左手に伊弉冉尊(イザナミノミコト)、右手側に軻遇突智尊(カグツチノミコト)が祀られています。
こちらの神社には、通常の神社にはあるはずの神殿がないのです。巨窟が御神体なので。
こちらが伊弉冉尊
熊野灘に面した巨巌が伊弉冊尊の御神体です。
この窟は伊弉冊尊の御葬所として季節の花を供え飾って祀られたことから、「花窟」の社号がつけられたといわれています。
こちらは軻遇突智尊(カグツチノミコト)
こちらにも高さ12メートルほどの岩があり、王子ノ窟(聖ノ窟)と呼ばれています。
(写真撮り忘れた……)
どの角度から撮っても巨窟はおさまりきらないほどの大きさです。
長い年月をずっとこの地で存在してきたのかと思うと、不思議な心地になります。
神社では樹齢何百年の御神木はめずらしくなく見かけますけど、それとはまた違った感覚ですね。
岩窟上45メートル程の高さの御神体から、境内の南隅にある松の御神木へ、約170メートルの大綱(日本一長い!)をかける御神事(例大祭、お綱掛け神事)が年2回行われるそうです。
2月2日と10月2日なので、そろそろですね。(この記事の更新日が9月28日)
おまけ:お綱茶屋の古代米入りうどん
花の窟神社の目の前に、道の駅「お綱茶屋」さんがあります。
花の窟神社にちなんだものや熊野の特産品が売られています。
お食事もできます! 古代米を混ぜた古代米入りのうどんやおにぎり、地元の特産品を使ったメニューがいろいろあります。
古代米入りのうどん。もちもちしてすごくおいしかった!
熊野地鶏もおいしかったです。
おすすめです。
関連情報
〒519-4325 三重県熊野市有馬町130
駐車場:有り(無料)
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日本神話について簡単に知りたい方に(こちらは古事記ですが)