京都 貴船神社へ行く 〜2022年3月〜

3月の上旬に、京都の貴船神社へ行ってきました。

有名な神社ですが、行くのは初めてです。

 

アクセス・貴船口〜貴船神社

貴船神社は京都市でも北のほうにあります。

 

行き方はいくつかありますが、大きく分けて2ルート

  • 京都バスで貴船口まで(国際会館駅から約20分)
  • 叡山鉄道で貴船口駅まで(出町柳駅から約20分)

 

バスか叡山鉄道で貴船口まで行って、そのあと貴船口駅前(京都バス33番)で乗り換えてバスで約4分で貴船神社です。

 

 

貴船口です。(こちらはバス停のそば)

乗り換えのバス停は歩いて2分くらいのところにあります。

 

 

ちなみに、わたしは貴船口〜貴船神社まで歩いていきましたー!

貴船口から貴船神社まで歩くと約30分くらいです。

 

余裕のある方はのんびり歩いて行くのも良いですよ。

ただ、道が狭いし時々車も通るので、気をつけながら行く必要があります。

 

あと、ほんとうに道が狭い上に駐車場は停められる台数も少ないので(本宮と奥宮合わせて25台!)オフシーズンで車の運転に自信のある人以外は車で行くことをお勧めしません……(これはガチで)

 

貴船神社の境内

 

貴船神社の参拝は「三社詣」と言い、、本宮・結社・奥宮を参ります。

いちばん手前が本宮で、有名な水占くじやお守りのある授与所もこちら。ご祈祷もこちらで行われます。

 

本宮〜結社〜奥宮と全部回るとざっと1時間くらいかかります。

もちろん今回は全部回りますよ。よ。

 

本宮

 

アイキャッチの画像にも使いました。いちばん手前にあるのがこちらの鳥居です。

入って右側には電子掲示板もあって、神社の境内を案内してくれるのは今どきですね。

(水占みくじもQRコードで外国語に翻訳してくれるハイテクっぷりです)

 

 

階段を登っていきます。

冬の雪が積もった写真も見たことがあります。風情がありますね。

 

 

階段の先に本宮があります。

向かって左側が本殿、奥のほうは、その先の結社や奥宮へ続く階段があります。

 

 

手水舎。御神水は本宮のそばにあります。(人がいて写真が撮れず……

左側に本殿へ行く階段があります。

お守りなどもこちらで買えます。水守くじもこちらです。

 

 

お参りはこちらで。ご祈祷もされていました。

御神水を持ち帰れる容器も置いてあります(有料)

 

 

貴船神社といえば、超有名な水占みくじ

お水のなか(御神水が湧き出るところ)に入れると、おみくじの結果が浮かび上がってきます。

やっぱりここはやっておかなくては。

 

 

いざ。(おみくじの内容は秘密です)

 

ちなみに、水占みくじにはQRコードがついていて、日本語が読めない人にもグローバルな言語で結果を教えてくれる仕組みになっています。

コロナ前は、外国人の方もたくさん参拝に来られていたんだろうなあ。

 

 

本宮での参拝が終わると、次は奥宮へ。

ちなみに、神社は境内がずっと繋がっているのかと思いきや、一度道路(参道というべきか)に出て、てこてこ歩いていきます。

夏には川床で有名なお店も、参道沿いにたくさんあります。旅館もありました。

山と川に囲まれた限られたスペースに工夫して建てられているのがよくわかります。

 

昔は奥宮が本宮だったそうです。

洪水で流損して、天喜三年(1055年!)にいまの場所に本宮が移されました。

 

結社

 

てこてこ歩いていたら、中社である結社に到着しました。

こちらは縁結びで有名な社です。

御祭神は磐長姫命(いわながひめのみこと)。

 

神武天皇の曽祖父(天照大神のお孫さん)にあたる瓊瓊杵命(ににぎのみこと)が木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)をめとるときに、父親が姉の磐長姫も一緒にどうぞと勧めたのだそうですが、瓊瓊杵命は木花開耶姫だけを望まれたそうです。

それで、磐長姫は大いに恥じて「吾ここに留まりて人々の良縁を授けよう」と御鎮座されたという伝承が残っています。

 

なんだかちょっと切ないお話だなあと思います。

 

 

階段を登っていった先に拝殿があります。

こちらは本宮よりも人がまばらで、わたしが来たときは誰もいませんでした。

あとでゆっくり写真を撮ろう」と思っていたら、肝心の本殿のアングルの写真を撮り忘れてしまいました……

社殿の奥側にあった桂の御神木にすっかり見とれてしまって。

 

 

ななんと、樹齢およそ400年の桂の御神木です。

杉のご長寿な御神木はよく見ますが、桂はめずらしいのでとっても驚きました。

 

 

とても立派な御神木です。

時期的に葉っぱが落ちていたので、夏に訪れるとまた違った風情が感じられそうですね。

 

 

結社の境内には、和泉式部の碑もあります。

和泉式部が夫との復縁を願って参拝に来られ、見事に願いが叶ったそうです。

 

そのため、縁結びだけでなく復縁の宮としても有名なのだそうですよ。

 

奥宮

結社を出てまた参道(一般道っぽい)をてこてこ歩きます。

奥宮の手前まで来ると、有名な相生(あいおい)の杉がお出迎えしてくださいます。

 

 

立派な杉です。横から見ると(看板の位置から)、1本にしか見えなかったのですが、ぐるりと回ると1本の根から2本の立派な杉が伸びていました。

樹齢1000年は壮観ですなあ。

 

 

もうすぐ奥宮です。

駐車場は奥宮のすぐそばにありますが、参道を歩くほうが風情があって良いですね。

さすがに奥宮まで来ると、人はほんとうにまばらで、山の奥深くに入ってきた感じがします。

 

そんなに言うほどものすごく奥というわけでもないんだけど(奥深いところはもっともっと奥深い。ここはまだ少し歩けばたどり着ける距離)、この差はなんなのだろう。

本宮はひっきりなしに人がいるのに(人の多い時期ではないにも関わらず)、奥宮はたまにすれ違う程度でした。

人の多い時期だと感じ方もまた違うかもしれませんね。

 

 

有名なつつみヶ岩

わたしは石フェチじゃないのでテンションが上がらないのですが(木フェチです)、石のお好きな方にはたまらないだろうなあ。

貴船神社は歴史と由緒のある立派な石がいくつかあります。

 

 

てくてく歩いていたら、ついに奥宮へ到着しました。

 

 

わたしが行ったのは3月上旬でしたが、奥宮にはまだ雪が残っていました。

奥深い森のなかにある本殿は、本宮や中宮とは違った神聖な雰囲気が漂います。

 

 

御鎮座されている玉依姫命(たまよりのひめのみこと)が乗った黄船を、人目につかないよう石で包み囲んだという伝説の残る御船形石が本殿の横にあります。

黄船が貴船の語源になっているようですね。

 

 

本殿です。本殿の真下には、龍穴(りゅうけつ)と呼ばれる大きな穴が空いているそうです。

貴船神社は日本三大龍穴のひとつなのだそうです。

 

お恥ずかしながら龍穴という言葉を今回初めて知りました。

日本三大龍穴と言われると他のふたつも気になりますよね。

他には奈良県宇陀市にある室生龍穴神社と、岡山県にある備前龍穴があるそうです。

 

 

こちらも御神木の「連理の杉」。奥宮を入ってすぐ左手にあります。

杉と楓の木が和合した大変めずらしい木です。

夫婦や男女の深い契りにたとえられるそうです。

 

 

ずっと曇り空だったのですが、帰り道は光が射してきました。

 

結び

貴船神社は縁結びのイメージが強かったのですが、水を司る龍神様、水の神様の神社としても有名だったんですね。

雨が降った次の日というのもありましたが、こんなに”水”を体感する参拝は初めてでした。

雨が降っていたわけでも、水のなかに入ったわけでもないのに、不思議だなあとしみじみ思いました。

 

 

とても水を感じる神社だったので、今年のお守りは「水まもり」にしました。

そうなんです。貴船神社は今年の初詣でもありました。

貴船神社の写真はインスタグラムでも随時更新していますので、よかったら覗いてみてくださいね。

▷▷ Instagramのページはこちら。

(マニアックな木の写真が多めです……

 

関連情報

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貴船神社は万物の命の源である水の神を祀る、全国二千社を数える水神の総本宮です。…

貴布禰総本宮 貴船神社
〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180
お問い合わせ 075-741-2016
本宮 開門時間 6:00~18:00(12/1~4/30)
授与所受付時間 9:00~17:00
※5/1~11/30の本宮開門時間は、6:00~20:00

駐車場は本宮10台、奥宮15台。2時間800円です。

 

▽参拝のあとにランチを食べて帰りました。

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