高千穂の旅のお話も今日で最終回です。
今日は、朝と夜の高千穂神社についてのお話です。
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▽ 九州高千穂の旅一覧
⑧ 早朝の高千穂神社参拝・高千穂神楽(この記事)
朝の高千穂神社
高千穂神社はホテルから歩いて行ける距離だったので、朝参拝に行ってきました。
神社までの道
この日は、朝6時半くらいにホテルを出ました。
日の出とともに、道の灯りも消えて行きます。
朝の高千穂神社境内
朝の高千穂神社は車も人もほとんどいません。とても静かです。
昼間は絶え間なく人が通っていた場所も、この静けさです。
朝の空気のなかの高千穂神社って、別世界のようでした。
昨日は参拝される人で途切れることがなかったのが、人がいなくて雰囲気が違います。
朝の静謐な空気が好きだなあ。
神楽殿(左)と社務所(右)。
ここで昨晩に神楽を観たんだなあ。
(神楽については記事の後半に)
静かで昨日とは違った心持ちでお参りします。
早朝参拝の感想
早朝の参拝ってはじめての体験でしたが、貴重な体験になりました。
全然人がいないとそれはそれで不安になりそうですが(笑)、まばらに参拝に訪れる人はいらっしゃいます。
みんなが起きて活動を始めるちょっと前の時間帯、という感じが良いなと思いました。
早朝の高千穂神社参拝、おすすめです。
夜の高千穂神社(高千穂神楽)
高千穂神社で毎日開催されている神楽は、夜20時〜開催です。
神楽を見に行こうかギリギリまで迷っていました。
というのも、この日はお天気がちょっと悪く、雨のなかホテルまで帰るのは嫌だなあと(苦笑
しかしギリギリまで迷い(みのりさんは優柔不断)、宮崎鶏で気を良くしたわたしは、結局行くことにしました。
夜の高千穂〜神楽殿まで
夜の高千穂は、また昼と雰囲気が違って風情がありますね。
この道の灯り、街灯よりも趣があって素敵です。
高千穂神社の裏手の入り口のほう(正面右側)から進むと、神楽殿へ近道できます。
もちろん正面の鳥居からも行けますよ。
高千穂神楽(夜神楽)について
高千穂神楽は、高千穂神社で毎晩20時〜開催されています。
国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統的な夜神楽は、毎年11中旬〜2月の時期に町内19箇所で夜を徹して行われます。秋の実りの感謝と翌年の豊穣を祈願するものです。
高千穂神社で毎晩開催されているものは、それをミニマムに1時間でお手軽に鑑賞できる体験版とでもいうのでしょうか。
【高千穂神楽】
開催時間:20~21時(毎日開催)
料金:1,000円
定員:150名(インターネット予約80名、当日受付70名)
受付:19時〜
場所:高千穂神社 神楽殿
4番の舞
毎日行われる神楽は、毎回同じものです。
代表的な4つの舞を鑑賞することができます。
1)手力雄(たぢからお)の舞 ——天照大神を見つけ出す
2)鈿女(うずめ)の舞 ——天岩戸より誘い出す
3)戸取(ととり)の舞 ——天岩戸を開く勇壮な舞
4)御神躰(ごしんたい)の舞 ——二神による国造りの舞
1〜3は、神話に登場する天岩戸のエピソードの手力雄(たぢからお)と天鈿女(あまのうずめ)のご活躍を描いたシーン(高千穂ではこのお二方、天岩戸伝説の立役者として超有名人(神?)です。天照大神や瓊々杵命より熱いです・笑)。
4の御神躰の舞は、イザナギ・イザナミの二神が仲良くお酒を作る舞で、夫婦円満を象徴する舞です。
それぞれ10〜15分ほどで想像していたよりすぐに終わってしまう感じ。
本来はひとつひとつがもっと長く、夜通し行われるというのも頷けました。
確かに、ダイジェストな体験版を見ている感じで、1時間あっという間に過ぎていきました。
神楽殿のなか
神楽殿のなかも少しだけ。
神庭(神楽を舞う舞台)を背にして撮った写真です。(つまり奥に見えているのが入り口。神庭のほうは人がどうしても映るので省略……)
畳1畳分が2席(2人分)です。
席は自由席です。前のほうから順番に座っていきます。
前のほうの良いお席は、早い者勝ちですよー
わたしは当日券を求めて19時過ぎに行きましたが、すでに前のほうは埋まっていました。
始まる前には、日曜の夜でしたが7〜8割埋まっていたようです。やはり人気!
土曜の夜や連休は、事前のネット予約がおすすめです。
お宿によっては、座布団を貸してくれるところもあります。
わたしの泊まったソレスト高千穂ホテルさんや、近所の国民宿舎ホテル高千穂さんは座布団貸し出し有りでした。
1時間(早めに行くとそれ以上!)畳に座りっぱなしなので、座布団があると助かりますー
感想
高千穂は、貸しボートと神楽が二大名物みたいになっています。
実際に行ってみて(ボートには乗らなかったけど)、なるほどーと頷けました。
どちらも高千穂の長い歴史や自然を体験できるものです。
そして、身体を使って体験することで、自分のなかに確かに残るもの。
わたしはひとり旅でボートは乗らなかったけど、神楽は体験できて良かったです。
高千穂観光に行かれる際は、一度は体験してみてほしいなと思いました。
結び
長い高千穂の旅のお話も、今日で最終回です。
前から行ってみたいなあと思っていたので、行けて良かったです。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。
関連情報
高千穂神社
〒882-1101 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037
駐車場:有り(無料)
夜神楽・貸しボートの予約はこちらからどうぞ。
▷ 神話のふるさと宮崎のページ
宮崎の神話・夜神楽についてはこちらを参考にさせていただきました。
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