2023年九州高千穂の旅その3:天岩戸神社 西本宮・天安河原宮(宮崎/高千穂)

九州旅行のお話、その3です。

高千穂に無事に到着して、まずは天岩戸神社へ行きました。

▽ 九州高千穂の旅一覧(更新するたび増えます)

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※この記事の情報は、2023年3月現在のものです。

 

天岩戸神社

御祭神

 

御祭神   大日霎尊(おおひるめのみこと) (天照皇大神の別称)
御神木   招霊(おがたま)の木

 

宮崎県高千穂にある天岩戸神社は、天照皇大神(アマテラスノオオミカミ)がお隠れになった天岩戸を御神体として祀っています。

 

神社は3箇所で構成

 

天岩戸神社は3ヶ所で構成されています。

▽ 超ざっくりした説明

西本宮:天照皇大神がお隠れになった天岩戸を御神体として御祀りしている

東本宮:天照皇大神が天岩戸からお出ましになったあとの、最初のお住まい

天安河原宮:天照皇大神が天岩戸へ籠られた際に、八百万の神々が相談したといわれる河原

 

今回は時間がなくて、西本宮と天安河原だけ行きました。

 

手水舎

 

まずは手水舎で手を清めましょう。

社務所は手水舎の手前にあります。

 

西本宮

 

てくてく進むと、すぐに西本宮が見えてきます。

たたずまいが素敵。

 

 

御本殿でお参りしましょう。

 

この日は休日なのもあって、第1駐車場はいっぱい。

たくさんのお参りする人が途切れなくいました。

そんななかで一瞬の隙間を狙って人がいない瞬間(笑

 

神鶏

 

境内には鶏さんもいらっしゃいました。

同じような鶏さん、伊勢神宮でもお見かけしたことが。

 

調べてみたら天岩戸神話に登場されていました。

鶏の鳴き声には

「太陽の神さまを呼ぶ力がある」

と言われていて、長鳴鳥(ながなきどり)が天岩戸の前で鳴いたそうです。

(神話では、それでも天照大御神は岩戸から出て来ず、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が岩戸の前で舞う流れに続きます)

 

天岩戸神社の神鶏さんは、神事でもご活躍されているそうです。

この日は二羽お見かけしました。

神社の境内を優雅にお散歩されていました。

 

《こちらを参考にしました》

▷   天岩戸神社HPの神話の紹介

▷   天岩戸神社公式Instagramで神鶏紹介

▷ 日本鶏保護連盟で紹介されている御神事のページ

 

今回調べていて知ったのですが、鶏は日本神話では神の使いとして登場するそうです。

伊勢神宮にいたのもそういうわけかー。全国には他にも鶏のいる神社があるようです。

 

御神木 招霊(おがたま)の木

 

こちらが御神木の「招霊(おがたま)の木」です。

 

先ほどの長鳴鳥(ながなきどり)作戦(鶏の鳴き声で天照大神を岩戸から呼び出そう作戦)が失敗して

天鈿女命(あめのうずめのみこと)が岩戸の前で舞を舞う際に、こちらの招霊(おがたま)の木の枝を持って舞ったのだとか。

由緒ある御神木。ほんとうに神話の世界がすぐそばにある感じ。

 

神楽殿

 

事前に予約すると、天岩戸神楽を拝観することができます。

 

春夏の大祭、旧暦11月頃に毎年舞納めをする伝統的な天岩戸神楽(無形文化財)。

天岩戸神楽は33番の神楽で構成され、全体で16時間程かかるそうです。すごい!

 

ちなみに高千穂神社で毎晩開かれる夜神楽や、こちらで予約して拝観できる神楽は1時間くらいのお手軽版(語彙力)になっています。

 

御神体「天岩戸」

 

天岩戸神社の御神体である「天岩戸」洞窟は、西本宮本殿の奥にあります。

普段は立ち入り禁止の区域ですが、毎日30分ごとに神職さんが無料で案内してくれます。

特に受付不要で誰でも利用できるので、時間に余裕があればぜひ利用すべしです。

 

わたしが利用したときは20名くらい参加されました。

(適当に列の後ろに付いて行くスタイルです。気楽!)

 

 

神職さんのご案内で、本殿右側のこちらの入り口から入ります。

この奥は御神体のある神聖な場所なので、写真撮影は禁止です。

 

短い時間でしたが、実際に御神体である洞窟を眺めると、とても不思議な心地がしました。

 

天安河原宮

 

西本宮をそのまままっすぐ突っ切ると、一瞬神社を出て、天安河原(あまのやすかわら)へ続く道が続きます。

少し時間がかかるのですが(片道15分くらい)、せっかくなのでこちらにも足を運んでみることにしました。

なだらかな坂道を降りて行きます。

 

岩戸川に沿って歩いていきます。てくてく。

 

 

もうすぐだよー

 

(参拝されている方は加工で消してあります。実際は何人かいらっしゃいました)

 

これは想像していなかった。はじめて見る景色。

洞窟があって、そこにお社があります。

そしてたくさんの石!

 

 

写真だとあまりよくわからないのですが(写し方の問題だ。もっと低いアングルで写せば良かった)、大量の石が重ねられていました。

石を積み重ねると願いが叶うと言われているらしいです。

なんだかほんとうに神話の世界に迷い込んだような、不思議な心地がしました。

 

おまけ(お守り)

天岩戸神社で手に入れたお守りです。

母へのおみやげに。

 

左が健康・開運御守です。白色と朱色があります。こちらは白色。

右側が神面小鈴(土鈴)。

高千穂の二代有名人、天鈿女命(あめのうずめのみこと)手力男命(たぢからをのみこと)のお顔をかたどった土鈴です。

 

 

こちらのお守り、菊紋です。めずらしいー

皇室に所縁の深い神社なので、皇室関係の御参拝も多いそうです。

 

お守りは郵送してもらうこともできるそうですよ。

 

結び(+所要時間)

わたしは西本宮(+御神体ツアー←言い方…)と天安河原をゆーっくり回って1時間半くらいかかりました。

 

西本宮だけだと1時間かからずに(というか早ければ10分もあれば)お参りすることができます。

全体的にはこじんまりとしているのですが、天安河原、東本宮とめぐると地味に時間がかかります。

ちなみに神職が常駐していない4社(落立神社、鉾神社、二嶽神社、石神神社)もあります。

 

ふわふわした気持ちになりながら、次は高千穂神社を目指して天岩戸神社をあとにしました。

旅を振り返ると、こちらの天岩戸神社のほうがもっとゆっくり滞在したかったなあと思いました。

今回行けなかった東本宮や資料館など、ほかにも見どころはたくさん。

また機会があれば訪れてみたいです。

 

関連情報

宗教法人天岩戸神社

天岩戸神社は、宮崎県高千穂町に鎮座し、日本神話(古事記・日本書紀)の中に書かれております天照大御神様のお隠れになられた天…

 

天岩戸神社
〒882-1621 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073番地1
駐車場:有り(無料)
日本鶏保護連盟

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