奈良に行くことがあったので、春日大社に寄ってきました。
ざーっとですが、旅の記録として残しておきます。
春日大社
境内
奈良市にある春日大社は世界遺産です。
奈良公園内にありますよ。
境内はなかなか広いです。
今回は、ご本殿のみ参拝しましたが、水谷九社、若宮十五社も回るとけっこう時間がかかりそうです。
ちなみに、奈良といえば鹿さん。
境内にも、当たり前のように鹿さんがいらっしゃいます。
暑いので涼んでいらっしゃるようでした。
御祭神
大宮(御本殿)の御祭神
第一殿:武甕槌命(たけみかづちのみこと)
第二殿:経津主命(ふつぬしのみこと)
第三殿:天児屋根命(あめのこやねのみこと)
第四殿:比売神(ひめがみ)
今から約1300年前(768年)、平城京鎮護のために、国譲りを達成された武甕槌命を、神山である御蓋山(みかさやま)(=春日山)に奉遷されたのがはじまりです。
称徳天皇の勅命により4つの御本殿が造営されました。
現在も、御本殿には四棟の神殿があります。
武甕槌命(たけみかづちのみこと)は国譲りを達成した最強の武神
経津主命(ふつぬしのみこと)は建国を支えた武神
天児屋根命(あめのこやねのみこと)は最高の知恵を持つ神様(天照大神が天の岩戸に隠れた際に、祝詞を奏してお出ましを願った司祭神)
比売神(ひめがみ)は天児屋根命の后神(つまり奥さん)
武甕槌(タケミカヅチ)は「鹿島」、経津主(フツノヌシ)は「香取」の別称でも有名です。
そういえば武の神様が祀ってある神社は初めてだなあ。
若宮社(若宮神社)
御祭神 雨押雲根命(あめのおしくもねのみこと)
若宮様は平安時代(1003年)に第四殿に現れた水を司る神様。春日大社の御子神です。
いつもは本殿と別の場所に若宮十五社と共に祀られています。
令和3〜4年、式年造替(社殿の建て替え)のために大宮のそばにお引越し中です。
ちなみに御本殿も20年に一度(式年)、社殿を建て替えされているそうです。
わたしが行った2022年夏は、ちょうど若宮様が御本殿のそば(内侍殿)で仮住まいをされていました。
本殿
奥のほうにご本殿があります。手前側からお参りをします。
ここでお参りして終わっても十分なのですが・・・
初穂料500円を払うと、特別拝観で回廊内をめぐることができます。(9〜16時まで受付)
めったにない機会なので、特別拝観も体験することにしました!
特別拝観
※特別拝観でも、御本殿を正面から写真撮影をすることは禁止されています。(※若宮様も同じく)
回廊のなかに入ると、より本殿に近い場所でお参りすることができます。
たくさんの灯籠が並んでいます。
夜にあかりが灯ると綺麗だろうなー
灯籠は桂昌院(5代将軍綱吉のお母様)にゆかりがあるようです。
3000基あるそうですよー。そんなにあるのか。
ちなみに、灯籠が灯っている様子を体験できるコーナー(藤浪之屋)がありました。
ちなみに、よくわからないままこの先に進みまして
なかに入って「ああ、そういうことか!」とやっとわかった。(暑さで頭が回っていなかった)
紺色の幕の向こう側は、別世界でした。
真っ暗な部屋に灯籠が美しくあかりを灯していました。
暗い場所の撮影に慣れていなくて、10枚くらいチャレンジしてやっとまともな一枚。(暗いなかで撮影するのってむずかしいですね)
実際はもっと真っ暗で幻想的な感じでした。
御本殿にある御神木、社頭の大杉。
樹齢800〜1000年ほど。立派な杉です。
(警備員さんが立っている左手に、仮住まい中の若宮様がいらっしゃいます)
大杉の根元から斜めに伸びている木があります。
柏槙(伊吹とも呼ばれる)で、なんとこちらも樹齢500年!
お隣にある直会殿(※重要文化財)の屋根を突っ切っておられます。
春日の神様の託宣(古事記による)によって、こちらの木も大切に扱われているそうです。
結び
今回はついでに立ち寄ったので、この辺で終わり。
奈良公園内には他にもいろいろ有名スポットがあるので、またそのうち足を運んでみたいなと思います。
関連情報
〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
駐車場:有り(有料)
JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バスで
春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ。
市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、徒歩約10分
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