「ウニヒピリとおしゃべり」を読んで、「そうだ、次はこれを読もう」と思った本。
▽そのときの記事
作家の吉本ばななさんと、SITHホ・オポノポノ・アジア事務局広報担当の平良アイリーンさんとの対談集です。 ベースにはハワ…
エッセイ+絵本のような構成
本書を手に取ったとき、とても薄くてびっくりしました。
ページをめくると、たくさんの素敵なイラストとともにばななさんの文章が綴られています。
「えーと、これはどういう本なのだろう」
よくわからないまま、とりあえずページをめくります。
イラストもほっこりするし、ばななさんの文章も視点がとても優しくてほっこり。
ほっこりするだらけの本。
自然とゆっくり大事に読むようになりました。
ばななさんの小さなエッセイのような文章と挿絵を描かれているSoupyTangさんのこころが落ち着くイラストたち。
この本は、なんと日本よりも先に台湾で刊行された本なのだそうです。
ふつう作家さんの書かれるエッセイは、挿絵があっても表紙やページの章ごとにちょこっと登場するものです。
でもこの本は、挿絵と短いエッセイが、まさしく合作のようにひとつになっています。
だから単純にエッセイとして読むとボリュームは少ないのだけれど、ひとつの本として読むとこれくらいのボリュームでちょうど良い。
文章は流れるようにばななさんの息子さんとタピオカの話へと収束していくのだけれど、その流れもとても良い。
ばななさんらしくて、肩の力が抜けて、イラストでさらに味わいが増します。
ちょっと疲れたときに、おいしいおやつと温かい飲み物を片手に、ゆっくりと読みたい本だなあと思いました。
もちろんタピオカドリンクでも良いですよ。
結び
いまは社会の情勢が落ち着かないので、こういうときこそ、家でゆっくり本を読んだりするのに最適な時間でもあって、そういうときにぜひ手にとってほしいなあという本でした。
わたしもまた読み返してみようと思います。
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