細田守監督の作品は、「おおかみこどもの雨と雪」と「バケモノの子」を映画館へ観に行ったことがあります。
初めて見た細田守さんの作品。
これは、子どもの自立を描いた物語だと思う。
テイストとしては「サマーウォーズ」に近いのかな。
なんか、カフェコムサへコラボしたケーキを食べに行った記憶があります。
△インスタに残っていた。
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昨年に本作品が公開されたとき、観に行こうかなあと考えていたんですが、結局タイミングが合わなくて観にいけませんでした。えーと、確かこれを諦めて「ミッション・インポッシブル」を観に行ったんだった。
金曜ロードショーで放送されたので、見てみました。
(※わたしは録画しても、すぐに見ません。▽詳しくはこちら)
感想
これは「くんちゃんが、”お兄さん”になるまでの話」だなあと思いました。
子どもができた日から、親になるのではなく、日々の子育てを通して、父や母になっていくように、妹が来たからといってすぐにお兄さんになれるわけではありません。
まして、くんちゃんは長男です。これまで親の愛情を独り占めしていた王子様です。
いきなりやってきた「赤ちゃん」に、家族の”いちばん大事にされるポジション”を奪われるのです。
そりゃあ、わがままも言いたくなるし、なんでも「いやだ」と言いたくなるよね。
予告編とか前情報から勝手に想像していたのでは、もっと未来のミライちゃんが物語に絡んできて冒険するのかなあと思っていたのですが、そうではなく、でもミライちゃんは大事なキーパーソンとして位置付けられています。
お家の構造が面白く、家の中心にある木を通していろんな世界と繋がっていて、それらを通してくんちゃんは一歩一歩「ミライちゃんのお兄さん」として成長していく。
お母さんの子どものころや、現在の母としてひとりの女性としての葛藤も、「うんうん」と共感できるところがたくさんありました。
怒りたくなくても怒っちゃうし、怒られるとわかっていてもやらかしちゃう。
それにしても、怒られるとわかっているのに、家をぐちゃぐちゃに散らかすのって、なんて楽しそうなんでしょう。
新海誠監督の「天気の子」(「君の名は。」も)は、なんというか魂が揺さぶられるほどの熱量が伝わってきます。
細田守監督の作品は、そういう熱さみたいなのはないんだけど、なんていうか、じわじわと変化球がやってきて、こころの隙間スペースみたいなところにピタッとはまる感じです。一瞬がほわっとして、ジーンとあとに緩やかにでも心地よく余韻が残っていく感じ。ちゃんとこころの良い感じのところにスペースをつくって、良い感じに収まっていくので、あとまで残っていく。
違うベクトルで、好きだなあと思います。
あと、どうでもいいことなんですが、未来のくんちゃんは格好良すぎです。あれは反則だよーというくらい格好いいお兄さんになっています。ひいじいじの血をちゃんと受け継いでいます。
(やたらと格好良かったひいじいじ、声優は福山雅治さんだと。格好いい役は声優さんも格好いい人だった。わたしは星野源お父さんもすごく好きです)
小さいころに、いろんな感情をちゃんと表現できて、いろんな人の思いも受け取ったから、未来のくんちゃんはイケメンになっているんだろうなあ。(あ、なんかうまいことまとめたかんじになってしまった)
結び
細田守監督の作品の、独特の空気感も、なんだか親しみがあって好きだなあと思います。
好きなものは、色んなベクトルで好きになっちゃうので、毎日忙しいです。
関連情報
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「カフェコムサ」は“日本の食をアートする”をテーマに、日本の四季を感じる旬の国産のフレッシュフルーツをふんだんに使用した…
最近行ってないから、また行きたいなあ。
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